2021/04/05

遠い記憶

45年前に「ささやかなこの人生」という曲が発売されました。



フォークグループ「かぐや姫」のメンバーだった伊勢正三さんが、新たに作った
フォークデュオ「風」が出した曲です。
私の中学生の頃に出たので良く口ずさんでいました。

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歌詞は以下のような桜を題材にした曲でした。

花びらが散ったあとの

桜がとても冷たくされるように

誰にも心の片隅に

見せたくはないものがあるよね

だけど人を愛したら

誰でも心のとびらを閉め忘れては

傷つきそして傷つけて

ひきかえすことの出来ない人生に

気がつく やさしかった恋人達よ

ふり返るのはやめよう

時の流れを背中で感じて

夕焼けに涙すればいい


私の中学生の頃はカラオケもまだ普及していない時で、人前で唄うなんて、
恥ずかしいと思っていた時代でした。

何よりも嫌だったのが中学校の音楽のテストでした。、一人で教室の前に出て、
歌わせるものですから、皆、緊張して声は震えてしまいました。

中には歌い出しで1オクターブ高い所から始めてしまい、
サビの部分の高音で歌えなくなる者もいました。
(うちの会社でもサビで音程が外れる人もいますが。。。)

彼は真面目に歌っていたけど緊張で声が出なくなったのに、
当時の音楽の先生は「ふざけるんじゃない!」と激怒していました。
子供達の心境もわからず、おかしな指導だと思ったものです。

自意識過剰だった私は人前で自分を晒すことに異常に気にしてました。
歌のテストで人前で歌える曲はないか?
教材の歌集をペらぺらめくっていると、勢いで歌えそうな曲が見つかりました。

「ラバウル小唄」 軍歌です。

当時、父親達が宴席で、よく歌っていた曲でしたので、勢いで歌えると直感したのでした。
あの頃の歌集には軍歌も入っていたんですね。

本番では勢いよく歌い始め、大人達がやっていた様に腕を上下に振りながら歌って
しまいました。

そうしたら先生から「腕は振るな!」と、おしかりを受けてしまい、
振付なしで何とか最後まで歌い切りました。

そんな訳で、音楽は苦手な科目となりました。

数年後、カラオケブームが起こり、我が家にも8トラックのカラオケの機械が入り、
毎晩のように家族や友人、ご近所さんと喉を鍛えるようになりました。

ちょうど、その頃、お隣がカラオケスナックをやってました。
我が家が大声で歌うものですから、隣のスナックのマスターが、
ある晩、我が家の呼び鈴をならして、申し訳なさそうに、

「おたくのカラオケがうるさくて、うちのカラオケが聞こえないので、
もう少し静かに唄ってくれませんか」
と叱られたことがありました。

我が家がカラオケスナックの営業妨害をしていたんですね。
何とも、ゆるやかな時代でした。

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私も8トラックカラオケで鍛えられて、いつの間にか人前で唄えるようになりました。

中学生のあのシャイな少年は何処へ行ってしまったのでしょうか?

遠い昔のお話でした。


業務統括事業部 新保和久


日時: 2021年04月05日 14:09 | | コメント (0) | トラックバック (0)
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